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１０、変化、発見をほめる
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１から９まで実践してみて、何か感じたことや変化はありませんでしたか。
「自分に対する考え方が、ちょとだけ変わった」
「けっこういいところがあることがわかった」
「心が少し軽くなってきた」
「なんとなくこのままやっていけば好きになれるかも、、、と希望が見えてきた」
など、ほんの少しでも、何か変化があったり、今まで気づかなかったことを発見したことがあったら、ノートに書いて、そのことをほめてあげます。
できれば、次のようにやってください。
① まず、ノートを開いて、これまで書いたこと（もちろん自分をほめること）を、もう一度ていねいに（心を込めて）読み直してください。（まわりに人がいなければ、声を出して読んでみましょう）。
② それから静かに、「ほめることを始めてからのあなた」を振り返り、プラスの変化や気づき、発見などを探して、ノートに書きます。
③ ノートに書いたことを、繰り返し、自分に言い聞かせて、ほめてあげます。
１から９まで、すべての項目でほめることを探せなくてもいいのですが、この「変化・発見をほめる」では、どんなに小さなことでも、わずかなことでも探し出してみましょう。
「見つからない」とすぐに投げ出さないで、「何かあるはずだ」と思って探そうとすると、多分見つかると思います。
『そんなことでいいの～！？』
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「私も生きていていいんだな、と思いました。欠点ばかりで、なんの価値もないから、私は生まれてきてはいけなかったんじゃないか、生きていてはいけないんじゃないかと思っていました。」（二十代・女性）
肯定的に生きている人たちは、自分が生きていていいか悪いかなど、考えることはないと思います。でも、自分に何の価値もないと思って生きている人にとって、「生きていていいんだ」と思えることは、それだけで大きな心の救いになります。
よかったですね。あなたは生きて幸せにならなければいけないのですよ。
「始める前に、欠点ならいっぱいあるけど長所は何もないと思っていたけど、やってみたら私にもいいところがあるんだと分りました。嬉しくて泣いてしまいました」
こういうことは、十代から七十代まで、実にたくさんの人たちから私は聞いています。「私にはいいところがあるんだ」と分ることが「自分を好きになる」基本の中の基本です。
あなたも、少しでもいいところがあると分ったら、喜んでください。“初め良ければ終わり良し”です。
「ダメだ、ダメだといつも自分をいじめていたことに気がつきました。今まで自分に対して申し訳ないことをしていたと思ったら、涙が出てきちゃいました」
自分をいじめていたことに気づく人も、たくさにます。そして自分に対して「ごめんなさい」と言う気持になる人、「これから自分を大切にしていこう」という気持になる人、自分への「許し」の気持が湧いてくる人、皆それぞれに尊いことだと思います。
「自分のいいところを探しているうちに、ふと気がついたら、子どものいいところを探していました。いつも子どもの欠点ばかり見て叱っていたので、これからは長所をほめるようにしようと思いました」
自分の欠点ばかり見て、自分を嫌っている人は、無意識のうちに、周囲の人の欠点も責める気持になりがちです。
こういうことに自然に気がついていく人が多いので、「自分をほめるレッスン」は本当にすばらしい、と我ながら思っています（笑い）。
香水やアロマオイルなどのふたを開けようとしてふたをねじると、開いたか開かないかのうちに、ふわ～っと中のかぐわしい匂いがして来ますね。ちょうどそんな感じで、１から９まで、ひととおり実践すると、「あなたの心の中の小箱」のふたが開いたか開かないか、、、ウ～ン、ほんのちょっとだけ開いたのかな、というところですから、小箱の中のステキなあなたの香りが、ふわ～と「わずかな心の変化」となって出て来るのです。
でも、見つけられなくても気にしないで下さい。この「変化・発見をほめる」は、これが最終回ではなくて、初回なのです。「自分を好きになる技術」の修得レッスンは始まったばかり。
まだまだこれからが本番ですから、先々の変化を楽しみにしていましょう。
＜効果をあげる１０のポイント＞
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さて、あなたの「いいところ」をひととおり探してみたら、今度は次の１０のポイントのうち１～４に注意して、もう一度見直してみましょう。見直してみると、「アレもあった、コレもあった」と新たに見つかるかもしれません。見つかったらすぐにノートに書き足しておきます（ノートに必ず書くことがコツです）。
逆に、見直してみたら、「こんなことをほめるのはオカシイ」「こんなこと書いたなんて恥ずかしい」と思うことが出て来るかもしれません。しかし、誰かに見せるものでもありませんから、そのままにして消さないでおきましょう。ただし、１０に当てはまるものがあったら消してください。
１、 ほめ言葉を使ってほめる
２、他の人と自分を比較しない
３、減点法で自分を評価しない
４、人のことばや世間の固定観念にとらわれない
５、自分の悪口を言わない
６、希望をもってほめる
７、自分を信じてほめる
８、ほめたことを忘れない
９、でも、、、、まだ、、、と言わない
１０、良心に照らして悪いと思うこと（犯罪的なこと） はほめない
＜次回は、また一項目ずつ説明していきます。また会いましょう！＞
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