| 『このページに書いたものは整理、加筆して、単行本「自分を愛するためのココロとカ
ラダのセラピーブック』（学陽書房刊）にしました。全国の書店で発売中です。』
このぺージは、当然のことながら「自分を好きになりたい」と思っている人のためのものです。「まあまあ好きだけど、もっと好きになりたい」という人も大歓迎です。 今日、こんな手紙をある人からいただきました。 「自分のことを心から好きになり、自信を持てる人間になりたいです。そして、彼からも友達からも、一人の自立した女性として必要とされ、 好きでいてもらえるようになることが、私の望みです。」 この方はとても賢い方だと思います。なぜなら、愛する人や友達から、愛され、好きでいてもらうためには、 何をしなければならないかを、よく知っているからです。 あなたはそれを知っていますか？ そう、答えは「自分を好きになること」ですね。
幸せになるために ▲ 私たちはだれでも、人から愛され、好意を持ってもらいたいと思っています。「べつに誰にも愛されなくてもいいです」と本音で言う人に私は会ったことがありません。 同じように、私たちはだれもが、幸せな人生を送りたいと思っています。「私は不幸になりたいわ」と本気で思っている人にも会ったことがありません。 でも、愛され、幸せになるためにはまず「自分を好きでいること」が最も大切で最も必要なことなのだ、ということを知っている人が、はたしてどのくらいいるでしょうか。 あなたは知っていますよね。このぺージを開いてくださったのですから。（どうもありがとう！ 最後までおつきあいくださいね） 「好き」ということは、「愛している」「肯定している」「受け入れている」「認めている」「尊重している」などの意味を含んだプラスの思いが込められています。ですから「自分が好き」という言い方の中には、「自己肯定感を持っている」「自分の命を大切に思い、いとおしんでいる」「自分の存在を価値あるものと信じている」「誇りを持って生きている」という意味が込められています。 ＜あなたの人生の主人公は、あなた＞なのです。もしもあなたが、あなたの人生の主人公を嫌い、否定的に思っているとしたら、その人生はいいものにはならないでしょう。もしもあなたがその主人公を肯定し、受け入れ、大切に思うならば、当然その人生は幸せなものになるでしょう。 友達が出来ないと悩んでいるならば、まずあなたがあなたの「好きな友達」になりましょう。そうするうちに、あなたはいつのまにか友達が出来ていることに気がつくでしょう。 人から愛されたいと思ったら、自分を愛する努力をしましょう。そうすると人を愛することがじょうずになります。人を愛すれば、あなたもまた愛されるでしょう。 子どもを愛せない、人間関係がうまく行かない、と悩んでいるなら、心の苦しみを解放し、癒してあげましょう。そうして自分に優しくし、自分を認めてあげましょう。そうするうちにあなたは、子どもを心からかわいいと思っている自分を発見するでしょう。もつれた人間関係も、いつのまにかほぐれていくでしょう。 心の小箱を開ける ▲ 先ほどの手紙の方のように「自分を好きになりたい」と思っている人は、とても前向きな思い方で、いいですね。 同じような気持でいても、これが後ろ向きの思い方だと、「自分なんか好きじゃない」とか「きらいだ」となります。 「自分を好きになる」と一言で言っても、前に書いたように、その中にはいくつもの深い意味が込められているのですが、本当はもっと奥深く、幅広く、宇宙的な意味が込められています。もしもあなたはそれほど深い意味で言っていないとしても、それは変わりません。 「自分を好きになりたい」「もっと好きになろう」と、強く思った時から、その言葉の持つ、深い宇宙的なエネルギーがあなたの心の奥の小箱のふたを揺するのです！（スゴイでしょ。思っただけで小箱のふたが揺すられるのですヨ！） そろそろ、「自分を好きになる技術」の修得レッスンに入りますが、その前に小箱のふたを揺すります。これは、レッスンのための大切な＜準備＞というか、＜条件＞というか、これなくしては修得はあり得ないのです。 公衆電話をかけるために、テレフォンカードを用意するようなものですから、忘れないようにしてください。 ▲ さあ、「私は私を好きになりたい」と強く思ってください。 たとえ今の自分が嫌いだとしても「きらいだ、嫌いだ」と思うのではなく、「好きになりたい」「好きになるんだ」という前向きな思い方に変えてください。 「自分を肯定できる人間になりたい」「自分を愛せるようになりたい」「自分を受け入れてあげたい」など、あなたに一番フィットする言い方をさがして、しっかりとその思いを握り締めてください。 「嫌いだ、きらいだ」という思いのまま、このページを読んでも、あなたの心の小箱には、何も響かず、あなたは相変わらず自分を嫌いのままでいるでしょう。それはテレフォンカードやコインを入れずに受話器を外してダイヤルするようなものです。どうぞ、嫌いな自分から脱皮したいと思ったら、まず、この約束を守ってください。そうするだけで、あなたがまだ知らない、あなたの小箱のふたが、揺すられ、わずかに動いて、開く準備をするのです。その小箱が開くと！ あなたはあなたを好きになるのです！ もともとあなたは、ステキなあなたを小箱の中に閉じ込めているのですから、手品の帽子から次々と信じられないほどたくさんのハトが出て来るように、その小箱からも、次々と「好きな自分」が出て来るのです。（ウソだと思ったら、真剣にやってみてください。） ＜ここまで、よろしいでしょうか？ よろしかったらいよいよレッスンです。と言っても難しくありませんから、安心して、リラックスしながら先に進みましょう＞ 第一章 自分をほめる技術 ▲ （ここを読み始める前に、できればノートを用意してください。） 「自分を好きになりたい」と強く思ったら、次に、あなたの心の中の不思議な小箱のふたを開けて、次々と「好きなあなた」を出していきます。 小さな帽子の中から、ハトやハンカチ、カード等を次々に出すためには、「仕掛け」が必要です。しかし、心の小箱から「好きな自分」を出すためには、タネも仕掛けもいりません。でも、いくつかの「やらなければならないこと」があります。そのうちの一つが「自分をほめること」です。 ここまで読んで、「えっ、私にはほめるところなんか一つもない」と思った人、「私には何もいいところがないからダメだ」とあきらめかけた人、どうぞあきらめないで下さいネ。このレッスンは、そういうあなたのためのレッスンなのですから。 手品の技術を習得するにも、ギターを弾くにも、カラオケで歌うにも、うまくなるためにはある程度の練習が必要です。「自分をほめること」も、練習することで上手にできるようになり、その技術が身についていきます。そうすると、いつのまにか自分のプラス面を見る思い方の回路が出来てきて、それが心の小箱のふたを開けるるのです。開いたら、あとは中から出てくるものを発見しながら、ふたが閉まらないようにすればいいのです。 これは法則に基づいたレッスンですから、実践すれば必ず手応えが感じられるはずです。でもやらなければ、何も変わらないことは、言うまでもありません。 十代の頃、私は自分が大嫌いでした。大人としてず〜っと生きていける自信もなく、苦しくて苦しくて死ぬことばかり考えていました。その私が！ 自分のことが大好き！ になったのですから、あなただって、きっとだいじょうぶ！ あなたの「不思議な小箱」を信じて、レッスンしましょう。 ＜自分に対する評価は？＞ ▲ さあ、ノーガキはこのくらいにして、始めましょう。 まず、ノートに次のことを書いてください。 ａ，あなたの長所（ここが私のいいところだと思えること）を思いつくだけ書いてください。 やさしい、思いやりがある、歌がうまい等、あなたがコレだと思ったことを書き出してみましょう。自分を好きではないあなたが、たくさん書けないことは分かっています。一つでも二つでもいいのです。また全く思いつかない人は、「思いつかない」と書いておいてください。 |
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