♪ それでは、「効果を上げる１０のポイント」について一つずつ説明していきましょう。

１、ほめ言葉を使ってほめる
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　　言葉には不思議な力があります。その言葉の持つ「思い」（イメージ）があり、そのエネルギーはとても大きなものです。その言葉を使うことで、エネルギーはさらに広がり、強い力になります。
　　つまり、思いや言葉には自分を動かす力があるので、自分に対して使っている「言葉どうりの自分、思っている通りの自分」が実現するということを忘れないようにしてください。
　　自分にに対していつも「どうせ何もできない人間だ」と言い続けていると、本当にそのとうりの自分が実現してしまいます。
　　「私はきっと〜ができる」と信じ、思い続けていると本当にできるようになってきます。
　　そこで、同じほめるのなら、「好きなあなた＝ステキなあなた」が実現する言葉を使った方が得だということが、分ると思います。
　　心の深いところの「小箱」にきちんと届いて、その中にある「ステキなあなたの意識や感覚、能力」を引き出してくれる、その言葉とは、あなたの良いところを肯定し、ほめる言葉なのです。
　　例えば、“今日の自分をほめるノート”に書く時、
　　「今日は上司に私の意見をはっきり言えた」
　　とだけ書くより、
　　「今日は上司に私の意見をはっきり言えたね。よくがんばったね。すばらしかったね」とか、「上司にはっきり意見を言えた私はえらかったね」
　　と、ほめ言葉を使った方が、より効果があがります。

　　ところが自分を嫌いな人、好きではない人は、ほめ言葉を使うのに抵抗感や、そらぞらしさを感じるものです。気持は分るのですが、しかし、そこをなんとクリアーしてほしいのです。心からほめられなくても、言葉だけでも使ってみましょう。それがレッスンなのです。「ほめるに値する自分」を実現させるさせるのですから、ちょっと努力してください。
　　ほめる言葉を使う練習は、その言葉のもつ肯定的なイメージをあなたの中に広げる練習でもあります。

　　えらいね、えらかったね。とても立派よ。すばらしいわ。ステキね。なんてすてきなの！ よかったよ。すごくいいね。よくやっているね。よくできたわね。おりこうさん。いい子だね。そんな私すきよ。すごいわね。大切に思っているよ。〜ができたなんてホントにすてき。〜をほめてあげるよ。よくがんばったわね。そこがいいところよ。等など。できるだけたくさん自分に言ってあげましょう。


２、他の人と自分を比較しない
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　　「自分が好きではない人」は、ほとんど無意識に、いつでも誰かと自分を比べている人がほとんどだと思いますが、あなたはどうでしょうか。人と比べて相手をうらやんでいても、あなた自身にとってなんのプラスにもなりません。それどころかコンプレックスを増大させ、ひがんだり妬んだりする気持を大きくしてしまいます。
　　自分のいいところをほめる練習は、「あなたという命」そのものを認める意識や、あなたの固有のすばらしさを「心の小箱」の中から引き出すために行なうことなので、誰かと比べてどうか、という視点を捨てるように心掛けてください。
　　誰かと自分を比べるのは、もう、やめましょう！
　　あなたはだれかのように良くなり、だれかのようにステキになるのではなく、あなた本来の良さを引き出し、あなたらしさを見つけるのです。誰かを妬んでいるヒマに、あなた固有のプラス面やあなたらしさを大切にして生きて行くことにエネルギーを使いましょう！
　　その結果、あなたはあなたを気に入り、幸せを手に入れることが出来るのです。

　　私たちは、子どもの時から、他の子どもと比べられることに慣らされて育ってきましたから、大人になっても無意識のうちに、なにごとにつけて人と比較する視点にがんじがらめになっているように思います。でも、そのことをあなたはスゴク苦しいと思っていませんか。苦しいだけでなく、人と比べていると、丸ごとのあなたをいつまでたっても好きになれません。
　　と言っても、すぐに比べるクセがなくなるわけではありませんが、気持を切り替えるように心掛けていると、だんだん消えていきます。そうするとラクになりますよ。
　　あなたという命は、この広い地球上にたった一人しかいないのです。あなたという小さな宇宙は、この広大な宇宙の中に、たった一つしか存在しないのです。このことをしっかり胸に刻んでください。
　　人と比べるエネルギーを、あなた自身を輝かせるエネルギーに振り替えましょう！


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