５、自分の悪口を言わない
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　　「思いや言葉には自分を動かす力がある」と、前に書きました。
　　自分を好きになるためにトレーニングしているのに、一方で相変わらず自分のことを悪く言う人が多いのですが、それでは効果が現れにくくなってしまいます。
　　「どうせわたしはダメだから、、、」「私なんか幸せになれない」「頭が悪いから、、、」「私なんか死んだ方がいい」「私はひねくれているから、、、」など。
　　どんな悪口を自分に言っているか、ふだんからチェックしてみましょう。そして悪く言ってしまったら、「違う違う、私にはこういういいところがある、こういうところもステキだ」と、言い聞かせましょう。そうすることを習慣にすると、だんだん自分を悪く言わなくなります。
　　自分で自分を悪く思うことをやめ、悪く言わなくなると、あなたの意識下にこびりついているマイナスの自己評価がだんだん消えていきます。持っていたコンプレックスも消えていって、欠点を気にしなくなってきます。そうするとほめる効果はどんどん上がってきます。
　　欠点はあっても、長所の方が表面に出でてきますから、しぜんに自分に対する見方も肯定的になり、プラス面を見つけやすくなって、「ホントウに、私にもこんな良い面があった、こんな力があった」と、自分を信じられてきます。
　　自分を信じられれば、心の小箱からさらにいいものが出てきます。こうして自分に対する思い方のプラスの循環が始まり、あなたはあなたを好きになっていくのです。
　　「欠点を直そう」と思って、欠点と闘っていても欠点は消えていきません。それより「長所を表に現す」ことを考えればいいのです。また欠点の裏側には長所が隠されています。いいところ、いいところと見ていくうちに、自然に裏にあった長所が表に出てきて、欠点は裏に消えていくものです。
　　頭で理解して「なるほど、そういうことか」と感心していないで下さいネ。実践して初めて結果が出るのですから、どうぞ実践してください！


６、希望をもってほめる
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　　自分をほめるとき「今よりもっと私の良さを発見できる」という希望をもって、ほめましょう。それは次の「信じてほめる」意識を引き出すことにもなります。
　　特に、希望を失っていた人やあきらめていた人は、意識的に「私は今よりもっと良くなる」「私は私を好きになる」と言い聞かせてください。それが心に希望を創り出すきっかけになります。
　　トラウマで苦しんでいる人も、「いつかトラウマは癒されて、必ず私らしさを取り戻す」と、信じ、希望を持ちましょう。あなたが進めている癒しの治療などと平行して、できるだけ「ほめる」ことを続けましょう。
　　「こんなことやったって、どうせダメよ」と思いながら、型どうりの言葉だけでほめているのと、「私の中からもっといいものが出てきたらウレシイな」「きっと私は私を好きになれる！」と、希望を持って、先々を楽しみにしながらほめるのとでは、心の深いところに響く強さやバイブレーションが違ってきます。
　　もう一度くりかえしますが、言葉や思いにはエネルギーがあり、良い方にも、悪い方にも自分を動かすエネルギーをもっています。言い聞かせて強く思うことで、自分のいいところを見ようとする気持が、自然に出て来ると思います。
　　「変化・発見」のチェックを何回もやりながら、少しでもプラスに変化したあなたを見つけたら、喜びましょう。「べつに、、、このくらい、、、」と、しらけてないで、「一ヶ月でこのくらいだったら、じゃあ3ヶ月後は、、、半年後は、、、楽しみにしてがんばろう」と、希望につなげていきましょう。


７、自分を信じてほめる
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　　自分に期待をかけ、自分を信じれば、信じただけの結果が出ます。自分を疑っていれば疑っているだけの結果しか出ません。
　　でも、自分を嫌いな人は自分を信じていない人がほとんどだと思います。だから、信じられるようになるためにほめるレッスンするのです。
　　では「自分を信じる」とはどういうことでしょうか。
　　多分あなたは「私はあれもできない、これもダメ、何もできることがない。だから自分のことなど信じられない」と思っているのではありませんか。
　　　でも、あなたは何もできなくてもあなたを信じることはできるのです。「信じる」とは、形や実力など、目に見えて分るものを見て「信じる」のではないのです。「何も目に見えるものはない、形に示すものはない、でも信じよう」ーーこれが「信じる」ということです。
　　“神さま”を信じている人は、神さまの姿を見て信じているのでしょうか。そうではないと思います。姿も見えない、声も聞こえない、でも信じているーーという信じ方だと思います。あなたもあなた自身に対して、そのような信じ方をしてしてください。
　　今、あなたはコンプレックスのかたまりであってもいいのです。あなたの中にある“心の小箱”を信じてください。この小箱の真の姿とは、 あなたの中の宇宙なのです。真実の自分（真我）、真実のあなたなのです。
　　もしかしたら、あなたは自分を醜く思っているかもしれません。信じられない人間だと思っているかもしれません。でも、真実のあなたは心の小箱の中で輝いているのです。心の小箱は「光の小箱」で、中は無限大の宇宙の光とつながっています。
　　この輝きを信じること、自分の中の宇宙の力を信じること、それが「自分を信じる」ことなのです。
　　――と、急に言われても、ちょっと、、、、という感じですか。
　　そう、だから自分をほめるのですよ。ほめているうちにだんだんいいところが見えてきて、希望が見えてきて、そして結果が少しずつ出てきて、“まだ見ぬ自分”を信じられるようになるのです。
　　自分を信じて、肯定的に自分を見ていれば、またステキなあなたを発見できる、そういうプラスの循環の流れに、ひょいと乗っかれば、あとはとてもラクです。
　　だからほめてください。希望を持ってください。そして信じてください。信じたらまたほめてください。そうするうちに、心の底から自分を好きになり、自分という存在や命のすばらしさを信じられるようになるのです。


８、ほめたことを忘れない
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　　ノートに書いたら、あとはケロリと忘れてしまった、ということがないように、きちんと記憶しておきましょう。そのためには、英語の単語を覚えるように、あなたの「長所ノート」を何回でも開いて読むこと、暗記したら繰り返し自分に言い聞かせることが大切です。
　　「おーげさナ」と思うでしょうが、長い間にわたってくり返し自分に否定的な言葉や責める言葉、マイナスイメージの言葉を浴びせ続けてきた人は、せっかく探した自分の長所をスグに忘れるのです。
　　もしもあなたがスグに忘れないとしたら、とても切り替えの速い柔軟な頭の人だと思います。だいたいは初めのうちはスグに忘れてしまいます。
　　自己否定の回路を自己肯定の回路に早く切り替えるためには、プラスイメージの言葉、自己肯定の言葉を、くり返し、くり返し、「希望を持って、信じて」言い聞かせ、しっかり記憶しておくことが必要なのです。
　　もしもあなたが、朝、通勤電車の中で、暗記した「いいところ」を呪文のようにとなえながら会社にいくと、その日の仕事はスムーズに進み、人間関係はうまくいくでしょう。
　　もしもあなたが子育てをしているなら、食事のしたくをしながら、掃除をしながら、呪文のように唱えていると、イライラがへって、ストレスがやわらぐでしょう。自己肯定の言葉は、そのくらいの神通力があるのです。試してみてください。
　　頭で記憶して、心で信じて、真実のあなたの光を表に現していきましょう！


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