♪ それでは、「継続してほめる１０のポイント」について一項目ずつ、説明して行きましょう。

１、いつでも、毎日ほめる（基本）
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　　「いつでも、毎日」が基本だと思ってください。あなたは今までにどのくらいの年月、どのくらいの量、あなた自身を否定的に思ってきたでしょうか。ずいぶんかわいそうなことをしてきたと思いませんか。
　　これからはず〜と、命が終わるまで、毎日優しい言葉を自分に掛け、ほめてあげよう、というくらいの気持で、それを習慣にしてしまうといいですね。
　　今まで使ってきた「自分の長所をほめるノート」を、これからは日記風に使います。
　　今日一日の“ほめてあげられること”を書くようにしましょう。（これを「ほめ日記」といいます）

　　「子どもが熱を出したけど、パニックにならないで、ちゃんと処置できたね。落ち着いていた私は、とてもよかったよ」
　　「ストレスがいっぱいの職場で、今日もがんばったね。えらい！」
　　「今夜もこうして“ほめ日記”をつけている私は、けっこう努力家なのね。いいとこあるね〜」
　　というように、一つでも二つでも、思いつくだけ書きましょう。
　　どんな小さなことでも、当たり前のことでもいいのです。だれが認めてくれなくても、自分だけは認めてあげるーーその継続が大切です。
　　「ほめ日記」を書く時の注意は、「自分のダメだったことは書かない」ことです。「そんなこと言われなくてもわかっている」と思うかもしれませんが、自分を悪く言うクセのある人は、けっこう気がつかないうちに「今日の悪いこと」を書いてしまうことがよくあるのです。
　　「ほめることだけを書くのですよ」と、何回も念を押しているのに、「ここが良かった、でもあそこがダメだった」と書く人に私は何人も出会っています。そのくらい後天的に作ってしまった心のクセ（回路）というのは、根深いものがあります。だからこそ「自分のいいところを見る」練習が必要なのです。
　  くれぐれも「ほめること」「いいところ」だけを書いてくださいね。
　　そして、次の２〜１０までの状況になった時、あなたが毎日つけている「ほめ日記」を読み返します。


２、自信がなくなった時に、
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　　自分が嫌いな人は、だいたい日頃から自分に自信が持てないでいると思います。ちょっとした人の言葉で落ち込むこともよくあることでしょう。
　　そんなあなたが、一生懸命「ほめるレッスン」をして、いいところが見えてきて、自分を信じる気持も出てきたのに！ ちょっとしたことでペッシャンコ。また元どおりの自信のないあなたに戻ってしまった、ということはよくあることです。
　　「あ〜、やっぱり私は何をやってもダメなんだ」という暗い気持になってしまった時がふんばりどころです。そういう時こそまず優しい言葉を掛けて、元気づけてあげましょう。
　　「こういう時もあるよ。だいじょうぶ、だいじょうぶ、、また自信がもてるようになって、気持ちいい私に戻れるよ。」
　　そして「ほめ日記」を開いて、今まで書いたことを読み返します。（できれば声に出して読みましょう）。
　　そして「自信がなくなったけど、こうして努力している私は、やっぱりえらい。がんばっているね。」とまたほめることを忘れないようにしてください。

　　まちがっても「何をやってもだめなんだから、もうこんなレッスンやめた！」なんて言って投げ出さないで下さいね。今までの努力が水の泡になってしまいますヨ。どんなことも継続することが大事です。そうしているうちにふと気がつくと、少々のことでは自信をなくさないあなたを発見するはずです。

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