３、不安な時に ▲ トラウマが癒されていなかったり、家族や周囲から抑圧を受けて続けていたり、いろいろな事情で長い間、自分の欠点ばかりに目を向けてきた人は、何事につけて否定的な考え（マイナス想念）にとらわれてしまいがちです。 「あれはうまくいかないんじゃないか」「これはダメじゃないか」「あの人は私を悪く思ったんじゃないか」「またいじめられるんじゃないか」「嫌われるんじゃないか」「どうせ無理だろう」 等など。不安を膨らませると、キリなく出て来るものです。 そんな時、あなたの「ほめ日記」を開いてください。そして優しく言ってあげます。「だいじょうぶ、だいじょうぶ、私の中には光があるんだから」 「本当の私はすばらしいんだから」 「今、そのすばらしさを開発しているんだから、もう不安にならなくていいのよ」 そして、努力しているあなたをしっかりほめてあげて、「ほめ日記」に書きましょう。 もしも、以前より少し早く不安が薄らいだら、それも忘れないでほめてあげてください。 「まだ不安が消えない」ではなく「少しだけ不安がうすらいだ、よかったね。だんだん良くなるよ」と優しく言ってあげましょう。 自律神経のバランスを崩していて、理由なく不安が突き上げてくる人は、ある程度、症状を受け入れながら希望を持ってゆっくり本来の自分を取り戻していきましょう。「ほめ日記」をよみかえしたからといって、すぐに不安が消えるわけではないとしても、リハビリだと思ってコツコツ続けましょう。不安はすぐに消えなくても、自己肯定の言葉は神経にプラスの作用を与えます。 「そのうち必ず不安のない気持のいい私に戻れるからだいじょうぶ」とくり返し、自分に言い聞かせましょう。 ４、人に悪く言われた時 ▲ 自分を悪く思っている人は、人からも悪く思われているのではないかと、ふだんから人の言動が気になります。まして、何かを注意されたり、批判されたりすると、大きなショックを受けやすく、たいしたことでなくても「どうしよう、どうしよう」とクヨクヨ悩んだり、また相手が善意であっても悪く解釈して悩んでしまうことがよくあります。 そんな時、「ほめ日記」です！ くり返し自分の長所を見て、心にゆとりを取り戻しましょう。あなたにはあなた固有の良さがあることを思い起こし、事態を客観的に見るようにしましょう。 だんだん自信がついてくると「○○さんがあぁ言ったのは○○さんの感じ方、考えなのだ」と受け止められるようになって、ラクになります。 また自分の側に何かミスがあって、それを指摘される場合も、いつまでもクヨクヨと引きずらないで対応できるようになります。 ５、人間関係がうまく行ってない時 ▲ 人間関係と一口にいっても、夫婦の関係、親子の関係から、近所づきあい、職場での関係、恋人との関係と、いろいろあると思います。 生まれてからこの方、人間関係で一回も悩んだことがないという人はまずいないと思います。何回かトラブルを起こしてしまったとしても、「私は人間関係をつくるのが苦手だ」と決め付けないで、そこから学び、経験を積み重ねているのだと、考えることが肯定的な生き方です。 と言っても、難しい人にとっては難しいですね。 どんな場合でも、もつれた関係、うまくいっていない関係を良い方向に向けたり、あるいは関係をうまく解消させるための基本は「自分の感情や感覚、思っていることなどが自分で分っていて、それが表現できること」だと思います。 そこで、「自分をほめながら、自分の感情や感覚、思いなどを素直に認めて、自分を取り戻す」ことが先決になってくるのです。 人間関係で悩んでいる人が陥りやすいワナは、相手のことばかりに気持が向き過ぎてしまうことです。「相手はどう言うだろう」「どういう態度に出るだろう」「相手に会わせるには、、」「相手に好かれるには、、、」と相手にばかりらわれ過ぎてしまうと、ますます「自分」がわからなくなってしまい、自信がなくなり、相手の前でオドオドしてしまうという結果を招いてしまいます。 相手のことはひとまずワキにおいて、自分の良さに目を向け、毎日毎日ほめましょう。ほめ日記をつけて、毎日読みましょう。 自己肯定感が高まってきて、「自分が分かてくる」と、しぜんに自分の気持を人に伝えることもうまくなってきます。 そうするうちに、気がついたら、苦手な相手に余裕を持って話し掛けているあなたを発見することと思います。 ▲ （このページを読んで下さってありがとうございました。 またアクセスして下さい。） |
|---|