８、体の働きをほめる
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　　ここでは、あなたの体を健康上の観点からほめたり、機能（働き）をほめたりします。また、体のためにしていること、体に対する肯定的な思い方もほめましょう。
　　このページを見てくださっている人の中には、健康を害している方もおられるでしょう。「私は病気だからほめるところはない」とあきらめないで、ていねいに自分のからだの部分部分、臓器の一つ一つに目を向けてみてください。
　　「体の働きほめる」ことは、体の働きに感謝することにつながります。健康な人も健康でない人も、感謝の思いを込めてノートに書きましょう。

　　「私の脳は良く働いてくれて、本当にすばらしい。」

　　「私が行きたいところに連れて行ってくれる足サン、てってもエライね。ありがとう」

　　「毎日毎日、十万回も鼓動している私の心臓、すばらしい働きだね」

　　 などと、真剣に取り組んでみると数え切れないほど、書けると思います。

『そんなことでいいの〜！？』
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　　「よく眠れてよく食べられることがすばらしい」（四十代・女性）
　　眠れて食べられることが当たり前、と多くの人は思っていますが、不眠症になったことのある人は、夜ぐっすり眠れることが、どんなにすばらしいことか良く知っていると思います。また食べられない病気になると、食欲があって、何でも食べられることのありがたさがよくわかります。

　　「腕が太くて、重いものを持てるのがいいところだ」（二十代・女性）
　　この方は、腕が太いことを気にしていたのですが、「ほめる作業」をしているうちに、「重いものを持てるいい腕じゃない」と思えるようになったそうです。

　　「私の筋肉は器用に動くので、片方の眉だけ動かしたり、耳を動かしたり出来る。それで人を笑わせることが出来るので、とてもいい長所だ」（二十代・女性）
　　この方がこう言っただけで（特に部分的に筋肉を動かさなかったのに）、講座の参加者は大笑いでした。人を笑わせることが出来るって、いいことですね。

　　「自分の病気（リウマチ）を受け入れ、上手に病気と付き合っている自分をほめたい。少しでも動けることに感謝し、自然の美しさに心を向けて、過しています。」（五十代・女性）
　　ある団体のワークショップで、この方にお会いしました。私のワークショップは体ほぐしをするので、この方の両手、両足が自由に動かないのがよくわかりました。そして強い痛みもあるようでした。
　　「自分をほめる」ワークの時、この方がこう言われたのを聞いて、私はとても感動しました。自由に動かないだけでなく激しい痛みのある体を受け入れることは、悟りの境地だと思います。

　　あなたが例えどんなに自分を嫌っていても、体はあなたを嫌ってはいません。細胞は一生懸命あなたの命を活かすために昼夜を問わずに働いてくれています。
　　あなたのからだの働きをほめて、「ありがとう」と言ってみてください。体が喜ぶ感覚をキャッチできる人もいます。試してみましょう。
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